パワーストーンの効果
 
 
 
 
おまじないやお守りなどに、人気の衰えないグッズとして「パワーストーン」が
あります。一見、キレイな石にしか見えないパワーストーンですが、その歴史は古く、
古代ギリシャ、ローマ、日本、中国など世界中でその効果が信じられ、宗教儀式や
お守り、癒しなどに使われてきました。パワーストーンはどうして癒しやお守りの
効果が期待されるのでしょうか?そして、どのような効果があるのでしょう?
パワーストーンの神秘について、はっきりと解明することはできませんが、
パワーストーンと癒しについてのいくつかの説をご紹介していきます・・・。
 
石を用いた癒しは、西洋の錬金術、古代中国、チベット、インドなどで行われて
いました。インドの伝承医学では現在も用いられています。その方法は様々で、
砕いて服用したり、身につけたり、または、石を浸した水を飲む、などです。
このような、一見全く効果がなさそうに思えることが、何千年と受け継がれ、
そしてまた、効果を発揮してきたのです。
 
私たちの体に薬を作用させる場合に、ある量以上の薬を与えるアロパシーという
方法と、ほとんど効きそうにない微量をあたえるホメオパシーという方法があります。
アロパシーは一般的な方法で、私達が薬を飲むというと、こちらになります。
一定の量以上飲まないと効果はなく、決められた量を服用します。それに対して、
ホメオパシーでは、物理的な効果ではなく、エネルギー的な効果を期待します。
この考え方は「東洋医学的」と言えるかもしれません。
 
ある物質の持っているエネルギーを人体に取り入れるために、少量の物質を服用
するので、物質は微量であればあるほど良いと考えられています。中国の
伝統医学には「握薬」という方法があります。これは、その病気に効きそうな
漢方薬を患者に「握らせる」ものです。パワーストーンを握ったり、身につけたり
するのも、同じ原理です。また、欧米では「フラワーエッセンス」も流行しています。
フラワーエッセンスとは、花におりる朝露を凝縮したものです。これには花の
エネルギーが「転写」されており、それを服用することで私達の体にその
エネルギーが働きかけるのだとしています。
 
石を使った療法にも、様々な方法があります。
インドのアーユルヴェーダでは、ある特殊な方法で、宝石を灰状にして、耳掻き
一杯分を、一升瓶ほどのガラス容器に入れ、その水をほんの少し患者に与えます。
それでも患者の病気は非常に良くなるそうです。また、西洋の
ストーン・ヒーリングでは、宝石を24時間浸した1リットルの水から、3〜7滴
とり、それをグラスに注いだ水に落として飲むのだそうです。まさに極微量の世界です。
治病に使われる石は、症状、目的によって違うものが使われます。インド、中国、
チベットなど、それぞれ少しずつ違ったものが使われていますが、そのうちの
いくつかをご紹介します。
 
「アレルギー 」 ジルコン 
「高血圧」    エメラルド 
「低血圧」    ルビー、トルマリン
「下痢」     水晶 
「酒酔い」    アメジスト 
「発熱」     ペリドット、水晶
「心臓病」    ルビー、メノウ 
「不眠」     トパーズ、アメジスト
「胃痛」     ラピスラズリ 
「月経障害」   トパーズ、孔雀石  など
 
パワーストーンを癒しに用いる場合には、パワーストーンのみを用いず、かならず医師に診断してもらって、補助程度に使用してください。また、専門的な知識のない私達が
パワーストーンを用いる場合は、身体的な効果ではなく、精神的な効果を期待した方が
良いでしょう。
 
パワーストーンには、体を癒す「ヒーリング・パワー」、精神力を強める
「マインド・パワー」、第六感を高める「マジカル・パワー」があるとされています。
 
パワーストーンを用いる方法も、お守りやアクセサリーのようにして身につけるのが
手軽で良いかと思います。アクセサリーにする場合、身につける場所で効果が違うという
説がありますのでご紹介します。
 
 ネックレス・・・体全体に働きかけ、バランスを整える。
 ブレスレット・・・手首のツボを刺激し、エネルギー・バランスを保つ。一般には
          男女共に右手がよいが、左手につけるとエネルギーを引き寄せる。
 イヤリング・・・直観力を強める。
 指輪・・・右手は活力をアップさせ、左手は外的なストレスから身を守る。
 「人差し指」活動力を高める。「中指」第六感を高める。
 「薬指」創造力を高める。「小指」転換の指。チャンスを求める時に。
 「親指」指輪をしてはいけない指。(自由が奪われるとの事)
 

●パワーストーンを選ぶ
 
パワーストーンの中には、実に高価なものもありますが、安価な原石でも、ちゃんと
効果を発揮します。パワーストーンを選ぶ一番簡単な基準は「自分が気に入った
もの」です。やはり、気に入って持っているものの方が良い効果を期待できます。
石には、原石と研磨されたものとがあります。原石の方がパワフルにエネルギーを
放ち、研磨された石は、持ち主の悪いエネルギーをよく吸収してくれるのだそうです。
 
〇誕生石
誕生石は、身につけるパワーストーンを選ぶ簡単な目安です。自分の誕生石を
身につけていると、幸運を呼び込むという風習で、その起源は聖書に出てきます。
現在の誕生石はアメリカ、イギリス、日本の宝石商組合が決めたものです。
各宝石商組合によって多少違いがありますが、日本で決められた誕生石をご紹介します。
 
 1月 ガーネット       貞節 友愛 忠実
 2月 アメジスト       誠実 心の平和
 3月 アクアマリン・珊瑚   沈着 勇敢 聡明
 4月 ダイヤモンド      清浄無垢
 5月 翡翠・エメラルド    幸運
 6月 真珠・ムーンストーン  健康 長寿 富
 7月 ルビー         情熱 仁愛 威厳
 8月 サードオニキス     夫婦の幸福 和合
 9月 サファイア       慈愛 誠実 徳望
 10月 オパール・トルマリン  安楽 悲哀を克服して幸福を得る
 11月 トパーズ        友愛 希望
 12月 トルコ石・ラピスラズリ 成功
 
〇目的で選ぶ
各パワーストーンによって、様々な効果の違いがあり、目的別に選ぶことができます。
沢山の種類のパワーストーンの中から選ぶ時、一番分かりやすいのが、色で選ぶ
ことです。「カラーセラピー」でもご紹介しましたが、色にはそれぞれ違った効果が
あります。この効果の違いは、宝石の効果にも当てはまり、同系色のものは、
よく似た効果があるようです。
 
・赤 ─ 身体的な能力を高める。エネルギッシュになる。
 ルビー、ガーネット、アゲート(瑪瑙)
 
・ピンク ─ 感情表現を豊にし、魅力を高める。
 ローズクォーツ、ロードナイト
 
・茶色 ─ 洞察力・決断力・集中力をアップさせる。
 タイガーアイ(虎目石)
 
・黄 オレンジ ─ 活力を与え、リラックスさせる。
 シトリン、トパーズ、サンストーン
 
・緑 ─ ストレスの緩和、精神力の強化。
 エメラルド、ジェード(翡翠)、ペリドット、マラカイト(孔雀石)アマゾナイト
 
・青 ─ 精神を鎮め、知的感性を高める。
 サファイア、アクアマリン、ラピスラズリ、ターコイズ、ソーダライト.
 
・紫 ─ 直観力・判断力・意思力の強化。
 アメジスト
 
・グレー ─ マイナス思考を払拭し、安らぎや安定した精神状態をもたらす。
 スモーキークォーツ
 
・白 ─ 心身の浄化、潜在能力の開発。
 クリスタル(水晶)、ダイヤモンド、オパール、ムーンストーン
 
・黒 ─ 外部からのストレス、悪影響から身を護る。
 オブシディアン、ヘマタイト(赤鉄鋼)
 

●パワーストーンの洗浄
 
パワーストーンは持ち主の悪いエネルギーを吸い取ったり、周りの環境からエネルギーを
吸収してしまったりします。特に研磨されたものは、邪気をよく取り込んでしまうため、
時々洗浄する必要があります。洗わずに使いつづけていると、悪影響があるようです。
購入した時は、ぜひ洗浄することをお勧めします。また、できれば一ヶ月に一度
行われると良いかと思います。方法はいくつかありますので、お好みのものを
お選び下さい。
 
〇日光に当てる。
天気の良い日に、よく日光に当ててください。
(ルチルクォーツ、アメジストなどは変色する恐れがありますので避けてください。)
 
〇流水で洗う。
石を容器に入れ、3時間ほど細く水を出しっぱなしにしておきます。
 
〇塩に埋める。
粗塩の中に一昼夜埋めておきます。
 
これら3つの方法を組み合わせて行うのも良いでしょう。その他、土に埋める、
お香をたく、磁石の間に置く、音で清めるなど、様々な方法があるようです。
 

☆パワーストーンの力はちょっと神秘的で、様々な説があり、分かりづらいところも
あります。けれど元々は、綺麗なものをみて、ほっと心を和ませる、そんな単純で、
やさしい癒しだったのかもしれません・・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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